会の沿革

明治23年産婆養成所が開設されて後 明治43年当時の産婦人科教室内に同窓会を創立し、 櫻蔭同窓会として発足、 教室主任教授を会長に庶務会計を教室婦長が受け持っており、 助産婦の院外、 院内幹事、と教室の賛助会員の医師とにより幹事会をもって運営に当たっていた。

昭和49年11月総会において同窓会会則が出来、 役員は会長を教室主任教授、副会長を東大病院産婦人科婦長とし、 助産婦学校関係者及び院外で活躍している者3名とし 書記2 名、会計2名、会計監査2名、幹事内外各10名で運営に当ってきた。

総会は昭和30年まで年に春と秋 2 回行って来たが昭和31年より秋季 1 回とした。 尚記念式典は10年毎に行って来た。 年会費(維持費)は昭和64年度より2,000円で「櫻蔭」の雑誌発行は年 1 回 名簿は 5年に 1 回発行してきた。 平成8年度より年会費は3,000円に、雑誌発行は平成9年から 2 年に 1 回となった。

昭和31年4月長い伝統を誇った復習科は戦後の教育制度の改正により東京大学医学部附属助産婦学校として新たに発足しその卒業生を含め、 現在の会員数は延2,600余名となっている。

昭和45年11月60周年記念に会員章を作成した。 これはこの年に会長になられた坂元正一教授の考案によるもので七宝焼の赤の妊卵に銀杏の葉をあしらった図案で作られている。

この年60周年記念章として同じ図案で永年章には真珠と銀、 功労章には真珠と金で作られている。

会員章は助産婦学校の卒業生に毎年授与しており、記念章は10年目の記念会で表彰された方に授与している。これ迄表彰を受けられた者は60周年記念では功労章医師3名、諸姉17名、永年章諸姉55名、70周年記念では 功労章諸姉10名、永年章には諸姉84名が受彰している。90周年記念では、功労章医師3名、 諸姉12名 永年章諸姉90名である。

平成14年3月助産婦学校は閉校となり、その後は、東京大学医学部健康科学・看護学科(平成22年度以降は健康総合科学科に名称変更)で、学部生対象の助産学教育課程に、平成26年度からは大学院修士課程での助産師教育課程に引き継がれ、現在も助産師教育課程が継続している。

28回生による校歌です。楽譜